(設楽孝治様について)
設楽様(82歳)は、元競輪の選手で県外で活躍され、引退後に地元山形に帰ってきました。
約25年前スポーツクラブサガエができたばかりの時に入会。
現在、デイ会員で入会しており、スイミングとジムの両方を利用しています。
そんな設楽様にスポーツクラブサガエ(以下、SCS)でのトレーニングやその結果について詳しく聞きました。
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設楽様がSCSに通っている目的は何ですか。
競輪選手の現役を引退してすぐ、病名不明の病で2ヶ月くらい入院をしました。
プロの生活から引退して、毎日トレーニングしていた厳しい環境から離れたことで身体や精神的な面がぷつんと切れてしまったんだと思います。
そんな時に息子から「少しでも運動をしたほうがいいよ」とSCSを紹介されたのでリハビリと健康維持のために入会しました。大体25年くらい前です。
今は、春と秋にあるスイミング大会に出場するためにほぼ毎日通っていて、目標に向けたトレーニングメニューをコーチに組んでもらい練習しています。
我流でバタバタ泳ぐのと違って、実際に泳ぎを見たコーチからアドバイスをもらえるから、少しずつ泳ぎがうまくなっていることを実感しながら楽しめています。
大会が近くなるとタイムを計ったりと本格的なメニューになるので、気合いも入り「頑張ろう!」という気持ちになります。
「SCSに来ないと体がなんとなくすっきりしない」とトレーニングに精を出す設楽様
入会前、不安なことはありませんでしたか。
私が小さいころは河原で泳いでいたから正直、わざわざお金を払ってまでスイミングをして「本当に体にいいのか?」と疑問に思いました。
ですが、今こうして元気に泳いだり運動することができるのはSCSのおかげだと思っています。
●勝つか負けるかだけの勝負の世界で生きてきた
昭和30年の7月に第10回生として競輪学校を卒業後、競輪選手登録して約36年競輪を続けました。頭一つ分の差で勝つか負けるか決まる世界でずっと生きてきたので、人との交流はほとんどありませんでした。
引退してSCSに入ったおかげでたくさんの友達と交流も持てるようになったし、精神的に落ち込んでいた時は本当に助かりました。
7年ほど前に鹿児島のねんりんピックの水泳部門に出場した時、競輪学校時代の同期である友人に電話をかけ「今回のねんりんピックに出場するよ。」と報告したら「まだそんなに体力あるの!?」と本当にびっくりされたのは印象的でした。
※実際に出場された、ねんりんピックのホームページとイメージキャラクター
●競輪選手の職業病
現役時代、何度も落車したせいで右腕が上がらない体質になってしまいました。
泳ぎ方も腕を上げない平泳ぎしかできず「体が向いてないかな。」と考えることもありましたが、私の体に合ったメニューを組んでくれたおかけで今でも続けられています。
どんな段取りで通っていますか。
ほぼ毎日SCSに通ってトレーニングはしています。
自転車に乗っていたから運動始めのウォーミングアップはジムで20分くらいエアロバイクに乗って、その後スイミングで平泳ぎを300mくらい泳ぐことにしています。SCSにあるプールだと大体12往復くらいですね。体調にもよるけど200m以上は泳ぐように心掛けています。
それともう一つ、挨拶も心掛けてしています。
スポーツは挨拶に始まって挨拶で終わる、と考えているのでジムでもプールでも会った人とは必ず挨拶をするようにしています。
※ジムとスイミングをうまく使い分けて活用されています。
入会を迷っている人にアドバイスをお願いします。
私のようにプールで泳いだりすることがなかなかできない方でも、会話を楽しんだりするのにいい場所だと思いますよ。
私と同じくらいの年代の方がお話しているところもよく見かけますし、それが一種の健康維持やトレーニングになっているはずです。
家にいればテレビを見たりコタツに入ったりしているだけで1日が終わってしまいます。それでもわざわざ外に出てきて、スポーツクラブで汗をかいて、おしゃべりを楽しむ!これが健康の秘訣です。
最後にSCSの今後に期待することなどあればお願いします。
仕事と言ってしまえばそうかもしれませんが、スタッフさんやコーチがプールやお風呂でいわゆる『裸の付き合い』で親身になって指導してくれるなんて今はあんまりないと思います。
私を毎日受け入れてくれるだけで本当にありがたいですよ。
これからもお世話になります。よろしくお願いします。
設楽様、本日はお忙しい中、
楽しいお話をありがとうございました。
※取材日:2015年11月
文中に記載されている数値など情報は、いずれも取材時点のものです
制作:ハンズバリュー