(大沼隆蔵様について)
大沼様(66歳)は、お仕事を60歳で定年退職され、2015年2月に奥様とペア会員に入会。
山歩きを目的とするトレッキングを一番の趣味にして第二の人生を過ごされています。
そんな大沼様にスポーツクラブサガエ(以下、SCS)でのトレーニングやその結果について詳しく聞きました。
目次 |
---|
大沼様がSCSに通っている目的を教えてください。
趣味は山登りで、地元の山岳会にも入会しています。テレビで私よりも年上の登山家がいることを知り、「まだ60代なんだから挑戦してみよう!」と思いました。
山に登るならしっかり体を鍛えて準備をしなければと思い、家からも近いSCSに入会してトレーニングすることを目的に通い始めました。
スポーツクラブにいつから通ってみたいと思いましたか?また、入会後いかがでしたか?
仕事一筋で、文字通り突っ走ってきた私の人生ですが、60歳で定年ということでいろんなことを計画していました。多くの趣味を持って没頭してみようと。
まず、運動記念に四国88ヶ所のお遍路で歩いて回って来ました。35日間かかりました。
やってみたかったことのひとつである、海外の山のトレッキングにも去年、行ってきました。
息子の友達も一緒に、南米のベネズエラにある世界遺産のギアナ高地をはじめ、1ヶ月ほどかけて回りました。
テーブルマウンテンやマチュピチュ、世界最大の落差のある山、エンジェルフォールにも行ってきました。ギアナ高地を3日間かけて登ったのですが、本当に大変でした。
体力はあるつもりだったのですが、いざ登ってみると体がついていかず、息子の友達に後ろから押してもらったり、前から引っ張ってもらったりしてなんとか登り切ることができました。
「意外に体力ないんだな」と自覚することができたことで、さらなる体力向上が必要と感じてスポーツクラブに行こう、と決心しました。
入会して1ヶ月ほど経った頃、私自身が頑張りすぎてかなりの負荷をかけたトレーニングをして膝を悪くしてしまったんです。
運動を続けられるか不安になった時、「自分の体は自分で治すしかない」と決心し、トレーナーさんと相談しながらエアロバイクを使った筋トレやプールでのトレーニングをリハビリとして行いました。
何から始めていいか困っていると、トレーナーさんが私のためにトレーニングメニューを組んでくれたんです。膝のこともとても心配してくれました 。
最初はトレーニングの方法を丁寧に教えてくれて、「ここに筋肉をつけたほうがいい」とか、「水中歩行が負荷があまりかからなくていい」とか具体的なアドバイスをもらい、少しずつ膝の調子も回復してきて安心することができました。
私の意見もよく聞いて取り入れてくれたので、自分のペースで焦らず、進めることができたのも膝が良くなった要因だと思います。
SCSを選んだ理由を教えて下さい。
自宅から近く通いやすいというのが一番の理由です。SCSにはお風呂やサウナもついているのが高ポイントです。
運動して汗をかいた後に、仕上げでサウナを使うのが一番の楽しみです。そのおかげで3ヶ月くらいで6キロ体重が減って妻や息子から「変わったね」と言われて効果を実感できました。メタボ予備軍だったので内心ホッとしました(笑)
食生活の改善にも心掛けていて『※ヘルスメイト』の活動にも参加しています。勉強のためにヘルスメイトのボランティア活動に参加して、健康づくりの知識も身につけようと思っているところです。
※食生活を改善する人を意味する『食生活改善推進員』のこと。
どんな段取りでトレーニングしていますか?
私は自分の中で人生の目標というものを決めています。
自分のことなので自分なりにメニューを組み立てて体のことを考えながらトレーニングしています。この前、体の年齢を測ってもらったら49歳という結果が出て驚きました。17歳も若く出ましたからね。今が人生の青春ですよ(笑)
ですが、筋力があまりついていないことが気になりました。
私は上半身のトレーニングはやらずに下半身を集中的にやっています。トレッキングのために脚を鍛えるのが一番の目的ですから。
登山家をやっている田部井淳子さんが脚や膝を鍛える上で大事と言っていた、お尻とふくらはぎ、太ももの正面の筋肉の大腿四頭筋の3ヶ所を鍛えるようなメニューを組んでやっています。
特にお尻は鍛えにくい部分なので2、3年かけてじっくり仕上げていきたいと思っています。
トレーナーさんに相談したりはしないんですか?
自分の考えだけだとどうしても限界はあるので、困ったことがあればすぐに相談しています。
私自身も人とお喋りすることが好きなのでSCSのスタッフさん、一緒にトレーニングしている方とお喋りすることがすごく新鮮で楽しいです。
会話というものでこちらから発信もするし、相手から受信もするから参考になる生き方を聞くことができます。その人その人の考え方、生き方があって「こういう生き方いいな」と思える人にも出会えますからね。
せっかくもらった命だから自分で自分に納得のできる生きがいのある人生を送りたい、というのが私の持論です。歳相応の生き方ではなく、目的意識を持って健康で長生きできる『健康寿命』を大切にしていきたいです。
※「自分の体と相談しながらトレーニングメニューを考えました」と大沼様
入会を迷っている人にアドバイスをお願いします。
トレッキングのために通っていますが、充実した人生を歩んでいきたい、というのが私の目標です。
これまでは仕事第一の『職業人生』を歩んできましたが、定年を迎えて自分の好きなことをして生きていくこれからが『本当の人生』だと思っています。
『本当の人生』ではやりたいこと、楽しいこと、夢中になれることを自分で作り上げて健康に過ごすのが一番大事だと思うんです。
SCSにはほとんど毎日通っていますが、月々の利用料金以外にはほとんどお金を使うことはありません。私の中ではここに来たら体を動かして、サウナやお風呂に入って爽やかな気持ちで帰る、という一つのリズムができています。
最後にSCSに一言お願いします。
私は「飯豊朝日の山が好き、酒が好き」という小国山岳会のフレーズに惚れ込んでいて、自分の人生も山と酒である、と考えています。好きなものを健康に続けられるようにこれからもSCSに通い続けます。
今後も人と人との親睦ができる場として存在してほしいと思っています。
これからもみなさんで頑張ってください。
大沼様、本日はお忙しい中、
楽しいお話をありがとうございました。
※取材日:2015年11月
文中に記載されている数値など情報は、いずれも取材時点のものです
制作:ハンズバリュー